和食でみそ汁を1番目に飲む理由
日本には「和食」という
日本人ならではの食事があります。
和食を毎日食べている人も
時々食べる人もいるでしょう。
そして和食には「一汁三菜」という言葉があり、
一汁三菜(いちじゅうさんさい)は、日本料理の献立およびメニューの1つ。一汁は汁物を1品、三菜は料理を3品という意味である。
参考:Wikipedia
日本の汁物の代表と言えば「みそ汁」ですよね。
みそ汁は室町時代(1336年〜1573年)に日本の食卓に出てきたと言われており、
食べる美容液*1とも呼ばれています。
また、ダイエット効果・癌の抑制*2にも働きかけてくれると注目されています。
だからみそ汁は日本人に長く飲まれており、朝の定番汁物になったのかもしれませんね。
でも、みそ汁を飲む順番があるって知っていますか?
みそ汁は1番目に飲む
これは以前、岐阜県・高山でリゾートバイトをしていた頃に
朝のホールで配膳をしていたら
「お客さんにまずみそ汁から飲んでもらうように声かけなさい」と
調理場の方から教えてもらいました。
なぜなら...
みそ汁は食事を美味しくさせる
朝起きてコーヒーやお茶などを飲んだり、たばこをすったりする方は
口の中が酸性に傾きやすく、酸性だと味に変化をもたらします。
人の体液のPh値はおよそ7.3〜7.4(弱アルカリ性)と言われており、
人の体液に近いと美味しいとされています。*3
みそ汁はアルカリ性食品なので
食事の始めに飲むことで酸性に傾いていた口の中をリセットして
食事を美味しくさせてくれるのです。
温かい飲み物が寝起きの体温を上げてくれる
人は寝ている時に体温が下がり、
1日のうちで早朝が最も低いと言われています。*4
体温が下がったままだと
- 免疫力が低下する
- 代謝が下がる
- 痩せにくくなる
- お腹を壊しやすくなる
- 消化力が下がる
- 手足などのからだの末端の機動力が落ちる
参考:zehitomo journal
体温を上げる健康法?低体温のデメリットと体温を上げる食材10選【栄養士執筆】 | Zehitomo Journal
などのデメリットも。
そんな冷えきった朝のからだを
みそ汁に含まれるタンパク質には体温を上げる働きがあるのです。
終わりに
調理場の方に教えてもらうまで
みそ汁の食べる順番なんて考えた事もなかったし、
調理の人は料理を美味しく食べてもらうことや
食べてもらう人のからだにも気を配っているんだなと
とても感銘を受けた出来事でした。
美味しいご飯は人生の楽しみ。
みなさんも一日の好スタートをきる「みそ汁活」始めてみませんか?
*1:参考:NHK 美と若さの新常識
味噌汁は食べる美容液 | 美と若さの新常識~カラダのヒミツ~|NHKブログ
*2:参考:元看護師おばあちゃん「効果効能」の知恵ブログ
味噌の効能を侮ることなかれ!美容と健康に驚きの効果が! | 「効果効能」の知恵袋ブログ
*3:参考:井戸ポンプ情報局
水の味「美味しい・美味しくない」は何で決まるの?? | 井戸ポンプ情報局
*4:参考:TERUMO テルモ体温研究所